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アンハロニウム/Anhalonium

Lophophora williamsii caespitosa
ANHALONIUM
Peyote/Mescali Button
Lophophora williamsii


アンハロニウムは、メキシコの砂漠に生える小石のような形をしたサボテンから作られたレメディ。一般的にペヨーテと呼ばれるサボテンで、精神作用を持ちます。このためアメリカン・インディアンのシャーマンが、昔から儀式に用いてきたもの。有効成分はメスカリン。

サボテンのレメディは、一般的に心臓に作用を持ちます。最も良く知られたレメディはカクタス(Cactus grandiflora)で、胸をベルトで締め上げられるような狭心症の痛みに使われます。

植物の典型的な形というのは、根があり、茎と葉があり、花を咲かせるもので、葉の部分が一番広く空気と接する器官になっているのが通常の形です。ところがサボテンというのは砂漠に生えるので、水分の蒸発を極力防ぐため、茎の部分が丸々と太り、葉の部分はチクチクと痛い、針のようなトゲに姿を変えました。

本来の植物の姿から逸脱した姿の植物は、それ自体が病理とも取れるため、ホメオパシーのレメディにすると、それだけパワー溢れるものになります。

植物の根の部分は人間でいうと神経にあたり、茎と葉は心臓と肺、つまり人体ではリズムを持った器官に相当します。また、花は生殖器官(骨盤腔内の臓器)および代謝器官(肝臓)にあたります。

サボテンは、植物の姿として、心臓と肺にあたる部分が異常な形になってしまったことから、レメディになるとやはり心臓に親和が強くなるというわけです。

心臓というのは、個人の自我やアイデンティティが強く宿る臓器ですが、アンハロニウムの疾患は、「心臓に座する自我に問題がある」というのがテーマになります。具体的にどんな症状になるのかというと、自我の喪失、意思薄弱、外の世界との接触を失い、自分の内側のファンタジー世界に閉じこもってしまう、など。

症例:
一見したところ、Cannabis-ind、Baryta-carb、 Helleborusなどと混乱しやすい多動児のケース。同じ服をずっと着たがり、同じ食べ物ばかり食べたがる。また、人真似をする。このような制約のある行動をするかと思うとその反面、とても自由に振舞うこともあり、人の勧めることをあれこれ柔軟にやってみる。「とてもメロウな気持ち。私はプログラムに沿ってない」というので親にどういう意味か聞いてみると、「この子はぼーっと一日中、まるで夢見るような状態で過ごして、そのまま一日が終わってしまうんです。何か考えているようなのですが、その考えに没頭してしまって、周りで何が起こっているのかさっぱり省みないんです。」(出展:Prisuma by F.Vermeulen)

また、Anhalonium は、このサボテンを内服した時に見られるような精神作用の症状もカバーします。際立った症状としては、音楽を聴くと様々な鮮やかな色が見える、というもの。または、色を見ると音が聞こえる、という症状。このビジョンというのが、鮮やかな色とりどりの形が踊るように動いているとかで、実に美しく、見ていてファンタスティック、らしいです。…麻薬をやらないでも、そういう幻覚が見えてしまう、という人に(何だか、そんな綺麗なモノが日常的に見えるなんて、ちょっとうらやましい気もするけど…)。

その他には、時間の感覚を失う、物体が透明に見える、物質が実際よりも巨大に見える、または小さく見える、自分の体が無いように感じる、、統合失調症、偏頭痛(目をつぶると悪化、横になって好転)…などなど。

また、ペヨーテというサボテンは、広い砂漠にぽつねんと生えるため、見つけにくいとかで、これが転じて症状として、激しい孤独と孤立を経験したことによる疾患というのもあります。
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カモミラ

Wild Chamomile (Matricaria chamomilla)
copyright: Doug Price
Matricaria chamomilla
German Chamomile

赤ちゃんや子供の癇癪、イライラに。ホメオパシー版・宇津救命丸。

イライラ、イガイガと怒りっぽい子供。
おもちゃを欲しがるから手渡してあげると、手にしたとたんに放り出す。
あんまりにも手に負えないので、お母さんの神経が磨り減ってしまいます。
何に怒っているのか分からないけれど、とにかく不機嫌。

赤ちゃんの歯が生えてくる頃、いがいが怒りやすい。
痛みに敏感で、痛くて泣くのではなく、痛くて怒る。

発熱時に、片方のほっぺただけが赤く、もう片方が青白いという珍しい症状があります。

赤ちゃん・子供は、抱っこして歩き回ってもらった時だけ機嫌が治る。

怒りが原因で起こる以下のような急性の症状:
鬱血性頭痛、歯痛、喉の痙攣、嘔吐、消化不良、腹痛、下痢、子宮の痛み、
咳、母乳が出なくなる、不眠、発汗…などなど。

暑がりで、ベッドで温まって悪化、汗をかくと好転します。
暑がりの割には外気を避ける傾向あり。

反抗的で、権威を持った人に対して敬意を示さない。怒りを胃で感じる。

主に子供によく対応するレメディ。また、神経質で怒りっぽい女性にも親和があります。

コーヒーの飲みすぎによる症状の解毒に。

ベラドンナ

Illuminated Manuscript - Completed!
BELLADONNA
Atropa belladonna
Deadly night shade


突然の発熱。午前は元気に遊んでいたと思ったら、午後の3時に40度に近い高熱を出す。熱にうかされて、怖いお化けや黒い動物を見る。自分に向かって黒光りする羽虫やこうもりが飛んできたり、黒いイヌや狼がとびかかってくる、という幻覚を見るので、自分を守るために暴れまくる。それが、看病している親に向かって、蹴ったり叩いたり、噛み付いたり、という行動になってしまう。…という、かなり過激な症状像を持つベラドンナ。このレメディを勉強した時、「うーむ。イギリス人の子供なら、そういうとてつもない暴力的な症状を出すのも何となく分かるけど、日本人の子で、これだけ元気な症状を出す子って居るのかなー?」と疑問の思ったことがあります。あと、「黒い動物が邪悪」っていうのも、西洋人の潜在意識には強く染み付いているかもしれないけど、日本だと、「邪悪なもの」の象徴がちょっと違う気がする。

発熱は、頭を冷やしたことが原因になる場合もあります。典型的なのは、頭を洗ったあと乾かさずに居て冷えた、とか、髪の毛を切ってスースーする、という時の発熱。微熱から徐々にゆっくり体温が上がっていくのではなく、急激に上がります。

熱を出して居る時は頭に血が上っているため、顔が熱く、手足は冷たい。そして目は瞳孔が開いていてガラスのように爛々と輝いている。ベラドンナの植物の実には、アトロピンという物質が含まれていて、これが瞳孔拡大させる作用があるために、昔の女の人はこの実の汁をわざわざ目に入れて、「瞳が大きくて、美しい女性」を演出していたとか(ベラドンナは、「美しい女」という意味なのです)。

症状は、午後三時に悪化。患者は暗いところでじーっとしていたがります。特に光を嫌がります。また、自分が寝ているベッドに誰かがあやまってごつんっとぶつかったりすると、症状が悪化します。例えば頭痛が「ずきーーーんっ」と来る、みたいに。また発熱時、患者は酸っぱいものを飲みたがります。例えばレモン・ジュース。

その他には、扁桃腺の腫れや喉の痛みにも親和。体のどの症状でも、真っ赤に腫れて熱い、という症状に向いています。頭痛は、がんがんと頭が破裂するような痛み。

アコナイト/Aconite

Aconite Illumination


アコナイト(トリカブト)
Aconitum napellus
Monk's hood
Wolf's bane
Friar's cap


猛毒のトリカブトから作られたレメディです。精神の特徴は、強烈な死の恐怖や不安。突然、死ぬかと思うような恐ろしい思いをする。例えば、地震などの災害に見舞われるなど。不安とともに、精神がそわそわと落ち着かないのも特徴。

突然表れる強い症状が特徴。特に、寒く乾いた北風に当たってぶるるっとなった後に突然、40度に近いような高熱が出る。風に吹かれて、「かかったかなー?」と思ったら、アコナイト。症状は真夜中12時に悪化します。症状と共に、「自分は死ぬ」と思い込みます。特に、「自分は○時に死ぬ」「自分はもう死ぬ、今死ぬ」と、死ぬ時刻まで特定するのは典型的なアコナイトの症状。

以前、まだホメオパシーを知らない頃、土砂崩れか何かの災害のあとでテレビのインタビューを受けていた女性が「自分はもう死んだ、今死んだって、4回思いましたよ。」と言っていたのがすごく印象に残っていたんですが、これなんかもアコナイトの症状だなー、と思います。

症状が出ている時は、周りの刺激に敏感で、音や光、匂いが耐えられません。また、ベッドで寝ていても、死の恐怖と不安で落ち着かず、何度も寝返りをうちます。

体質的には、これだけの高熱を一気に出せる人ですから、通常は元気で強い根本体質を持っている人です。


その他身体の症状:
初期の炎症・冷たい風に吹かれた後の三叉神経痛・焼けるような耐えられない痛み・
風に吹かれて目にゴミが入って炎症を起こした…などなど。

白鳥のレメディ/Cygnus cygnus

Swan Lake


先日、友人宅のパーティでバレエの「瀕死の白鳥」を踊りました。というわけで、今日は白鳥のレメディについて書いて見ようかな、と思いつきました。

近年、レメディの数が爆発的に増えていて、白鳥のレメディもそうした中で出てきた、まだまだ臨床で使われたケースは少ない新しいレメディです。なので、ここに書かれているのは主にプルービングによる情報です。…なんというか、レメディって、他にも昔っから使われてきた、臨床による情報もたっぷりのメジャーなものが幾らでもあるのに、こういう滅多に使われることの無いようなレメディについて書きたがる…てのは珍しいもの、新しいもの好きの、結核マヤズムのなすところでござんす。勘弁してやっておくんなまし。

白鳥のレメディには、Cygnus cygnus(オオハクチョウ ) Cygnus bewickii(コハクチョウ)  Cygnus olor(コブハクチョウ)の三種類がありますが、今日ここで書くのはオオハクチョウのレメディ、Cygnus cygnusについて。

まずは背景として白鳥という鳥そのものの特徴ですが、白鳥は一度つがいになったら一生涯同じ相手と添い遂げます。それから、アーティストが亡くなる前に最後に作った作品を「スワン・ソング」と呼びますが、これは白鳥が死ぬ間際、首が力を失ってゆっくり倒れる時に、その長~い気管を最後の吐息が通る時に音がして、それが音楽にに聞こえるためそう呼ばれるようになったとか。

ということを踏まえて「白鳥」のレメディの特徴ですが、とにかく悲しみがとても強い特徴として前面に出ています。特に肉親や近い人を失ったことを乗り越えられず、ずっと何年も引きずったまま癒されない人。従来のレメディとしてはIgnatiaや Nat-murに近いです。悲しい気持とともに、シクシク泣いたりため息をつく、という付随症状もみられます。泣き出したら止まらなくなってしまうこともあります。そして「あぁ、私って何て可哀そう」と、自己憐憫にはまってしまうことも。過去の悲しみ、あるいは捨てられた経験や虐待を受けたトラウマに捕らわれてしまって抜け出せない、そして無気力、絶望の状態になってしまっている人。

白鳥は大きな鳥なのでで、飛び立つのに相当リキが要りますが、白鳥のレメディを必要とする人もやっぱり、過去の哀しみの重さで飛び立てなくなっているのです。

その他には、深いところで理解しあえるソウル・メイトを探し続けるのも白鳥タイプの人の特徴。けれど中々自分の期待通りの人に出会えず、失望を繰り返します。そして「自分は世界の中で一人ぼっち」と、孤独感を感じるようになってしまった人。また、人とうまくつながる事が出来ない、コミュニケーションがうまくできない、「自分だけ、違う流れに乗っている」といった疎外感を感じている人や、なんとなく、外側または遠くから物事が起こっているのを眺めている感じの人。疎外感を感じながら、かえって人から離れて暮らしたい、灯台とか人里離れたワイルドな大自然の中に住みたいと思う人。人とのコミュニケーションに関係する症状としては、喉枯れ、声枯れ、喉の痛み、吐き気が話をすることで悪化する、喉に何か詰まったような感覚などがみられます。

総体および体の症状としては、食欲不振、または、やたらと食べたりあまり食べなかったり、少しだけ食べてお腹が一杯になったりといった食欲が安定しないという症状があります。こういうのは多分、近い人を亡くした、という出来事と共に表れてくる症状だろうと思われます。

Rehearsal
リハーサル光景

…と、ここでちょっとバレエ談義ですが、「瀕死の白鳥」を練習している時に、そもそもこの白鳥はどうして死ぬことになったのかなぁ、と考えていました。撃たれたのか、それとも寿命が尽きたのか…。でも、白鳥の習性やレメディの特徴から察するに、つがいの相手を亡くした哀しみのあまり死んでしまった、と解釈するのが適当なんじゃないかなー、と思い当たりました。白鳥って、ロマンチックな雰囲気かもす鳥だし。うーむ。バレエの役作りにも役立つレメディ像。偉大なり。

プロフィール

Dana

Author:Dana
こんにちは。このサイトを訪問してくださって、どうもありがとうございます。熱烈歓迎!

私はロンドンでホメオパシーのコンサルテーションと、ヒーリング、スピリチュアル、ホメオパシー系の通訳・翻訳を専門に行っています。

このブログでは、ホメオパシーやヒーリングについて、その他、自分の興味のあることなど、日々のつれづれを気の向くままに綴っています。

ホメオパシーは、人に本来自然に備わる自然治癒力を穏やかに刺激して健康に導く、心と体に優しいセラピーです。体の症状にも良く効きますが、なんだか人生が生きづらい、自分に自信が持てない、と言った心の問題にもよく作用します。

本当のヒーリングって、心の底から自分自身を認めてあげること、どこに居て何をしてても自分で居ることが心地良いと感じることなんじゃないかな?と思います。

ホメオパシーを通して、自分自身と心地よい関係を築いてみませんか?

ご興味のあるかたは下記までご連絡ください。

noriko.stardust@googlemail.com

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