ミイラ作りにせっせと励む、働き者のアヌビス
大英博物館で現在開催中の、「エジプト・死者の書」展を観に行ってきました。
…実はこれ、今通っている「シャーマニック・ホメオパシー」の学校のフィールド・トリップでした。もともと観に行きたいと思っていたので、願ったり叶ったり。
エジプト時代というのは、まだ生と死がすごく近くに寄り添っていて、人間の魂そのものが「肉体にきちんと入る」ということを学習していた時代なので、人が肉体の死を迎えたあとに魂の世界に帰っても、帰ったきりになって、転生の道筋を忘れてしまわないように、わざわざミイラにして「物質身体」を残しておいた、というような話を前に聞いたことがあります。
そしてエジプトの神話で、人望厚いオシリス王が弟のセトに殺され、遺体をバラバラにされてエジプト中にばら撒かれたのは、そのようにして人民の代表の肉を、人間の体の地図であるエジプト中に散りばめることによって、人間の魂が肉体にきちんと入る助けとなるために必要なことだった、ということです。
…で、わざわざ学校の生徒を引き連れてフィールド・トリップで「死者の書」展を観に行く理由というのは何なのか?というと、現在では人間は、もーおすっかり肉体に奥深く入りすぎてしまっていて、魂の世界の事を忘れてしまっているわけですが、最も物質化・肉体化が進んだ一番重い時代というのは既に過ぎていて、私たちは今どんどんスピリットの世界に向かって軽くなっていく、上昇している時代に入っているのだそうです。巷でアセンションの時代、ということが盛んに言われていて、スピリチュアルなことに感心のある人が最近急激に増えてきている印象を受けますが、そういう現象も、なるほどねぇ、とうなずけます。
スピリットの世界に向かって軽くなって行く過程で、エジプト時代の人たちが魂を肉体に根付かせるためにやってきた儀式の数々を、今度は逆の方向で行う必要がある、ということで、このフィールド・トリップとなったのでした。
会場内では他のお客さんが皆静かに展示物を閲覧しているため、大声でレクチャーは出来ないので、私たち生徒はあらかじめ展示物の名前と説明、そして「瞑想のテーマ」がそれぞれの展示物について書かれたA4のワークシートを渡され、各自、自分のペースで観てまわり、先生も会場を満遍なく巡回しつつ、それぞれの生徒に合わせたフィードバックをし、一旦3時に会場を出てカフェに集合、全体のフィードバック、という趣向でした。
他のクラスメートはまだカフェでお茶飲んだりしてたけど、私は気がはやるので、早々と会場に入場。まずRoom1の「エジプトの地図」の前に立つ。シャルマさん(この学校の先生)曰く、エジプトは国自体が人間の体の地図になっているということで、確かにナイル河が地中海に注ぐデルタ地帯は人間の脳、そしてそこからから、アスワン・ダムまでのナイル河の流れが、なんとも脳から脊髄によく似ている。

で、ナイル・デルタ地帯を脳およびクラウン・チャクラ、メンフィス、ヘリオポリス、ギザのあたりを喉のチャクラ、アマルナがハート・チャクラ、テーベ(ルクソール)、王家の谷あたりが太陽神経叢のチャクラ、フィラエ遺跡(女神イシスと関係の深い遺跡)が第二チャクラ、アブ・シンベルがルート・チャクラにあたるということです。そんな様子をイメージしながら瞑想してみましょう、というテーマになっていました。
…長くなってきたので、続きは次回に。